生活保護受給者は神様!?介護を悪用した貧困ビジネスとは。

一般的に、高齢で介護が必要かつ生活保護を受けている低所得者は特別養護老人ホーム(以後、特養)に入所されるはずだが現実はそうもいかない。少子高齢化社会が嘆かれている日本では、どこも特養は満杯状態で溢れた高齢者は介護度の関係なく待機状態となっている。

そんな中、これを悪用した「貧困ビジネス」を行う業者も出てきたそうだ。

貧困ビジネスの典型例。

サービス付き高齢者向け住宅その一つが高齢者専用賃貸住宅(以下高専賃)と言われるもので、2011年には法改正により廃止され、現在では代わりにサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)となっている。法改正がされるまえは肝心の介護サービスに関することが曖昧であったり、入居時の金銭のやりとりに関しても基準が設けられたりしていなかった。

現在では老朽化したアパートなどの一室が運営業者に又貸しされたものが、サ高住の登録を行わずに生活保護受給者を中心に入居させている高専賃があり、そこの入居者から介護保険と医療保険を併せて吸い上げるという貧困ビジネスを行っているところもあるそう。このカラクリは「生活保護受給者は介護保険も医療保険も無料になる」という点にあり、入居者に必要以上に保健サービスを使わせることにある。受給者側も無料なので喜んで保険サービスを受けたがることから、生活保護受給者を「神様」と呼ぶ業者も居るそうだ。

生活保護受給者の受け入れ=悪徳業者ではないが…。

もちろん、特養から溢れた生活保護受給者を受け入れている介護事業者の全てが悪徳業者というわけではない。問題は先ほど書いたような業者などである。その中でも一般的な介護や医療が受けられるならマシなほうだが、中には介護、医療保険サービスから成る甘い汁をすするだけで、入居者のオムツ交換もしない、押入れをベッド代わりにするなどのずさんな介護をしている事業者も少なくないそうだ。

これからも増え続けるであろう高齢者だが、介護事業者側には法的にも運営的にもよりクリアな対応を目指していただきたい。


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