水性ボールペンが進化!嗜好品としてのニーズを捉える。

ペンと手紙

水性ボールペンが今、注目を集めている。

今までにじみにくいイメージから、公的文書などに使用されることが多かった油性ボールペンが活用されてきたが、手帳や手紙といった私的利用で使うシーンが増えたことにより、嗜好品としてのニーズが高まっている背景がある。

 

なめらかな書き心地と多彩な色数で人気!!

油性ボールペンと水性ボールペンを比べた際にわかるのが、インクの粘土の低さだ。

インクの粘土が低いと、速書きしても文字がかすれにくく、細かい文字を書くことが多い手帳などと相性が良い。

一方、今まで油性ボールペンの活躍の場であった公的文書においては、近年、デジタル化が進んでいる関係で需要が鈍くなっている。

また、水性ボールペンについては、顔料インクやゲルインクの台頭によりにじみにくいイメージがなくなりつつある。

実際に油性ペンで大きく売上を伸ばしているのはインクの粘土を低くした三菱鉛筆の「ジェットストリーム」などの水性の特徴を取り込んだ製品で、ここ数年で支持を広げているゼブラの「サラサ」やパイロットコーポレーションの「ジュース」といった書き味のなめらかなものに水性ペンが多くなっている。

 

1970年から人気の水性ペン。

1970年(日本では1972年)から発売されて人気を誇っている「ボールPentel(ぺんてる)」は、樹脂製のペン先で、まるでサインペンのような軟らかいか着心地が特徴で、描線の変化もつけやすいことから、映像作家や映画監督、イラストレーターなどから定番として高い支持を受けているロングセラー商品となっているが、新しい顧客の獲得が必要と考えられてきた。

ビジネスマンへの提案も考えたが、経費削減でペンを会社支給する企業が減りつつあり、各自が好きなペンを選ぶように変わってきたことから、ビジネスの場ではより高級感のあるペンが好まれるようになってきている。

そこで、ぺんてると伊東屋で新たに開発したのが「ITOYA110 ペンジャケット」(税別5000円)だ。

これはボールぺんてるを丸ごと替え芯として使って、まるで万年筆のようなペンジャケットに入れて使うというもので、手軽に高級感を出せることで人気となっているようだ。

今後、こうした水性でありながらも高級感のあるペンが売れていくと予測される。

【「日経MJ」より一部抜粋。】

 

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