紳士服販売で粘りを見せる青山商事。

スーツ姿の男性

カープの優勝でにぎわう広島に本拠を置いているのあ、25年連続で業界首位の座に君臨している青山商事だ。

紳士服市場は縮小傾向にある中、鉄壁の守りのスタイルで「こだわらない客」を引き寄せて残存者利益をつかんで着実に収益を高めている。
 

まもなく1000店達成へ!!青山商事の粘りの経営。

青山商事は今も尚、集客力を期待して好立地に出店を続け、低価格で高品質な紳士服販売を行い続けている。

長野県内で最大級となる商業施設「レイクウォーク岡谷」(岡谷市)へ、7月「洋服の青山」を出店したが、これも集客力を狙って、国道185号線沿いにあった旧店舗から2キロメートルほど移った。

こうした移転は年10店ほどあり、実際に成果は出ている。

それぞれ移転後の賃料は1割以上増えているものの、開業1年後の売上は旧店舗より4割増えているそうだ。

しかし何故、青山商事はこうした身軽な店舗移転が可能なのだろうか。

その背景には、専任の担当者が全国の好立地物件を徹底して洗い出しているからだという。

中には10年以上前から狙い続けている物件もあるそうで、競争の激しい中でも好立地に移転できる確かな理由がうかがえる。

移転資金も豊富にあるようだ。

6月末時点の現預金は491億円で、ライバルのAOKIホールディングス(295億円)の6割以上となっている。

店舗への集客も徹底しており、ダイレクトメールの提示でプレゼントを行うなど、他の小売店ではなかなか無いようなサービスで客の心をつかんでいる。

もちろん、商品であるスーツにも絶対的な自信があるようだ。

中国の上海市内から車で1時間弱の子会社の縫製工場では「サビルロウ」「ヒルトン」といった高級ブランドを中心に全社の2割にあたる年45万着を生産している。

生地やボタン、糸といった資材は大量調達によりコストを下げて、スーツの販売価格を他社より抑えることでコストパフォーマンスを高めている。

「スーツ販売数世界一」のギネスブックにも紹介されたことがあり、今後もも青山商事はしぶとい粘りの姿勢で利益を伸ばしていく方針だ。

 

【「日経MJ」より一部抜粋。】

【関連リンク:青山商事


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