原材料の安値に関わらず高まるゴマ油の値段。

原材料の安値に関わらず高まるゴマ油の値段。

ごま油が高い。

原材料のごまの安値が主産地のアフリカで供給力が高まっているほか、世界的に豊作が続いているため安値が続いている一方で、製油会社は高値の在庫を抱えているほか、不需要期の夏を迎えてスーパーなどからの製品価格の引き下げ交渉に拒み続けている状況となっている。

 

販売好調で強気の製油会社。スーパーと交渉激化。

ゴマの国際価格は現在1トン1000~1100ドル前後で、07年以来9年ぶりの安値圏となっている。

14年の相場上昇で、アフリカなどで換金作物としてゴマを栽培する農家が増え、現在ではアフリカが4割近くを占めている。さらに、インドやアフリカなどでもゴマの豊作が続いていた。

国際相場安や為替の円高、ドル安で日本の輸入価格も下落した。

貿易統計によれば、5月の輸入価格は1トン約12万円で、製油会社にとっても嬉しいとこのはずだが、比較的高値で調達した製油会社では在庫が増えており、製油会社にとって、原料の調達コスト低下につながるはずが、必ずしも業績改善に繋がっていないそうだ。

足元の相場明日や円高を理由に、スーパーや量販店では製品価格の引き下げを求めているが、製油会社は値下げに慎重になっているが、スーパーではタイムセールや特売など販促活動が活発となる可能性もあり、スーパー側がより一層、値下げ要求を強めるとしている。

今後、スーパー各社と製油会社との価格交渉はより一層激しさを増すことが予想されている。

 

【「日経MJ」より一部抜粋。】


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