繰り返される募金詐欺。騙されない為には。

募金詐欺去る2014年10月末、とある詐欺事件の被告に実刑判決が下りました。難病の高校生を支援すると偽って募金活動を行い、集めた募金を自分の生活費に充てていたというものです。この高校生と被告の間には何の接点もありませんでした。
また2014年夏ごろには、東京の繁華街を中心に「アジアの貧しい子どもの為に」と募金を呼びかけていたフィリピン人女性が、集めた募金で切符や飲み物を買っている姿がテレビで取り上げられ、インターネットを中心に話題になりました。

「死ぬ死ぬ詐欺」という言葉

一般に、難病支援や災害支援をでっちあげ募金を騙し取る行為は「募金詐欺」と呼ばれており、前述の被告がそうであるように、詐欺罪に当たります。インターネット上では、特に難病を患っている架空の子どもを救うという名目で寄付を集める行為を「死ぬ死ぬ詐欺」という俗語で呼んでおり、嫌悪感を持つ人は少なくありません。会計が非公開で募金の詳しい使用内訳が不明な団体や、目的達成後の余剰募金の行方が明確にされていないケースも多く、一層の不信を募らせる一因となっています。

悪質な募金に騙されない為には

こうした悪質な募金団体を避け、正当な団体にだけ募金をするには、どうするべきなのでしょうか。 何よりも必要なことは、募金団体の名前を確認することです。怪しい集団はそもそも団体名を名乗らないことも多く、「自分たちが何者かを名乗るか名乗らないか」というのは一つの指針になります。とはいえ、本当に悪質なケースは名前を偽ったり、知名度の高い団体を騙ることもあるので、この方法は決して万能ではありません。

寄付する先を調べてから

万全を期すならば、相手が名乗った団体を調べてから募金を行うべきでしょう。その団体がどういったものか、募金の用途・内訳は明確に提示されているか……そういったものを自分で確認し、信頼できると確信してから募金をする、という方法です。
そして募金は街頭ではなく正式にアナウンスされている寄付先を利用すること。そうすることで、有名団体を騙る詐欺を避けることが出来るのです。

募金は善意と信頼で成り立つ福祉行為の一つですが、その善意につけこむ詐欺行為は後を絶ちません。本来の募金活動が正しく行われるよう、一人一人の自衛を心がけたいですね。


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