奨学金返済問題。生活に大きな影響も。大阪市の子供の貧困調査。

奨学金返済問題。生活に大きな影響も。大阪市の子供の貧困調査。

日本の経済は回復に向かっているという情報も飛び交うなか、本当に回復しているのかと実感が薄いという人も多いだろう。

節制した生活をしているにも関わらず経済回復に対する恩恵を受けることができていないと感じる理由には様々あるだろうが、その中の問題の一つとされているのが若い頃に借りた「奨学金」の返済だ。

この奨学金の返済により生活を圧迫し、子供たちにも貧困が広がっていると見られている。

大阪市は初となる大規模な実態調査を決めたようだ。

 

大阪市で6万人調査。子供の貧困について。

東京都足立区が小額1年生の保護者約5400人、横浜市も無作為抽出で24歳未満の市民が居る6千世帯に生活実態などのアンケートを実施したが、大阪市は子供の貧困について、市内の5歳児と小学5年生、中学2年生と保護者を対象とした6万人の生活実態と学力の関連性や区ごとの特徴などを把握するためのアンケートを実施するとしている。

この大阪市の大規模調査は異例で、大阪市は収入や勤務状況や放課後の過ごし方などを聞く予定としている。

 

奨学金返済は足かせに。子供などにも影響か。

大学時代に借りた奨学金の返済について、若い世代の4割で返済が「苦しい」と感じていることが労働者福祉中央協議会が公表した調査で判明した。

結婚や出産や家を買うときの大きな足かせとなっているようで、不況のために奨学金を借りることが多かった34歳以下(2061人)に絞って返済の負担感を聞いたところ、「少し」「かなり」を合わせて「苦しい」との回答が39.0%となっていた。

さらに非正規労働者に限ると、56.0%に上る結果となった。

卒業後の生活設計への影響では、結婚について「影響している」と答えたのは、「大いに」「やや」を合わせて31.6%で持ち家取得に対しては27.1%、出産に関しては21.0%だった。

借金があることで「結婚について考えられない」といった記述もあったようで、日本の少子高齢化を加速させる一因となっている可能性も十分に考えられる。

奨学金の未返済者も多く、国は公教育への支出を増やして大学の授業料を安くすることが求められる。

 

【「朝日新聞」より一部抜粋。】


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