生きたイカを陸路でも長距離輸送が可能に!?

生きたイカを陸路でも長距離輸送が可能に!?

すし屋の定番ネタとして提供されているイカはデリケートな生き物のため、ちょっとした環境の変化で死んでしまうケースが多かった。

自動車電装品の販売を手がける古山電機製作所(長崎県佐世保市)は、長崎県と生イカの輸送事業に取り組んでおり、今回、イカの陸路での長距離輸送技術を共同開発した。

 

水槽浄化技術でイカの長距離輸送が可能に!!

今回、共同開発で完成したのは、水槽浄化技術で、排泄物を水槽内で 分解・浄化する技術を応用するとしている。

九州を中心に西日本の産地でとれた商品を陸路でも長距離輸送できるようになっている。

長崎県は技術面で支援するとしており、水中のアンモニアを電気分解したうえで特殊なフィルターを通すことで浄化するとしている。

イカは水が汚れることで生存率が低下し、長時間の輸送が難しくなっていた。

新しい手法では高い酸素濃度が保てるための運送に必要な海水の量が少なくて済むようになっている。

輸送量も多く、海水1トンあたり、約60キログラムのイカを運べるとしており、従来の2倍近くとなっている。

古川電機が水槽を積んだ車で産地からイカを直送し、バス最大手の西日本鉄道のOBを雇用するとしている。

イカのほかにもサバなども扱うとしており、輸送は様々な海洋生物に応用できそうだ。

冬場が旬のヤリイカや夏場が旬の剣先イカは鮮度が高いと刺身が透明になる。旬値では生きている商品はしめてある商品と比べて2割ほど高いが、今回の長距離輸送の実現で価格帯に変化がおこる可能性もある。

 

【「日本経済新聞」より一部抜粋。】


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