訪日外国人向けのやさしい日本語で災害情報を発信!!

訪日外国人向けのやさしい日本語で災害情報を発信!!

日本の街で外国人を見かけない日はないというくらい、訪日外国人が急速な勢いで増えている。

2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて様々な規制緩和により日本に滞在、リピーターとして訪日する外国人が増えているが、言葉の壁はどうしてもぬぐえない課題となっている。

そこで、災害情報を発信する際に、訪日外国人向けに用語を言い換えるなどの対応が広まりつつあるようだ。

 

「警報」⇒「地震のお知らせ」!?やさしい日本語って?

かつて発生した、阪神大震災の際、外国人が被災地で大混乱となっていた。

それを教訓に考案された平易な日本語の表現方法が広まっているそうだ。

●災害時に使われる用語の言い換え例

用語 「やさしい日本語」
警報 地震の お知らせ
震度 地震の 大きさ
津波 とても 高い 波
洪水 川の 水が 道や 家の 中に 来ること
避難所 みんなが  逃げる ところ
余震 あとから 来る 地震
炊き出し 温かい 食べ物を 作って 配る

※弘前大学人文学部社会言語学研究室監修

考案したのは佐藤和之・弘前大学教授(社会言語学)らの研究グループで、国内に住んでいて日常会話ができる外国人でも、災害情報は聞きなれないことから、万が一の際も混乱せずに対応してもらえるように小学3年生程度の日本語能力で理解できる表現方法を研究し、1999年にマニュアルを作成したという。

上記表は一例だが、災害時に使われる2500語を言い換えた上で、外国人には難しい二重否定の表現やカタカナ語、ローマ字、擬態語を避けることや、文の文節を区切って書くなど12のルールを設けて文例をまとめることでわかりやすくした。

冊子を作成してホームページあんどで発信したところ、各地の国際交流団体などで注目されることになり、FM放送などで使用されることになってからは急速に拡大したという。

大阪市営地下鉄も2014年から取り入れているほか、NTTドコモの緊急速報でも「やさしい日本語」が使われるようになった。

今後、ますますこうした「やさしい日本語」の需要が高まると予測される。

 

【「読売新聞」より一部抜粋。】


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