職場の悩みのタネ、対人関係。一人一人が出来ること。

仕事や職業生活に関する不安、悩み、ストレスの有無

【平成25年 労働安全衛生調査(高齢労働省)】

●仕事や職業生活で強い不安、悩み、ストレスを感じる事柄がある…52.3%

ストレス

内容(3つ以内の複数回答) 割合
仕事の量、質 65%
仕事の失敗、責任の発生等 36.6%
対人関係(セクハラ・パワハラ含む) 33.7%
役割・地位の変化など 25.0%
事故や災害の体験 2.8%
その他、不明 18.8%

3人に一人が対人関係で悩む

職場における悩みの一つとして挙げられる事の多いものの一つが対人関係でしょう。
平成25年の労働安全衛生調査によると、仕事や職業生活上で抱えている強い不安や悩みの内容(3つまでの複数回答)として33.7%、およそ3人に一人が「パワハラ・セクハラを含む対人関係」を挙げました。性別で見ると、男性の30.9%、女性では38.1%が人間関係をストレスの内容と答えています。

女性は人間関係の悩みが多い

女性はコミュニケーションを重視する傾向にあるとされており、人間関係に悩みやすいと言えるのかもしれません。横並びの協調性を尊重するあまり、『皆と同じでない』行動をする相手に対して冷たい態度を取る事は、残念なことに決して珍しくないのです。

男性は社会的地位に悩む

一方の男性は、自身の社会的な地位を重視する傾向にあり、調査の中でも「役割・地位の変化」をストレス要因と答えた割合が女性17.8%に対し男性29.7%と10ポイント以上の大幅な差を見せています。そしてこの傾向が、時に職場の人間関係に大きな影響を与えるのです。

ことわざに「男は敷居を跨げば七人の敵あり」というものがあります。敷居を跨ぐ、すなわち家の外である【社会】で男性が活動を行う時は、多くの競争相手がいる為に苦労をする、という意味であり、現代では「出世レース」などと呼ばれる男性の社会的な状況を表現しています。自分よりも出世した同僚の粗を探して足を引っ張る、あるいは自分の地位を脅かしかねない部下を敢えて閑職に回す…嫉妬から生まれるパワーハラスメントもまた珍しい光景ではないことは悲しいことです。

社会人にとっての重要なスキル

現実問題として他人の考えや行動を変えることが困難である以上、いかにしてこのような対人関係の問題を受け流すかというのは、社会人にとって非常に重要なスキルの一つとなっています。「仕事の出来る社会人は、周囲への気遣いも忘れない」とはビジネス本などによく書かれている言葉でしょう。相手の嫉妬を受けないよう謙遜な態度を取りつつ、誰の目にも明らかに正当な評価を受けることが肝要ということです。ただし、この場合に気をつけるべきは、あくまでも「謙遜」であって「卑下」ではないということです。必要以上に自分を低く評価し、その様に振舞うことは、精神的に大きな負担となり心身の健康を害する結果にも繋がりかねません。

自分自身の行動も振り返ろう

加えて、自分自身が嫉妬から職場の誰かに不当な行為を働いていないかと振り返る姿勢も必要です。誰しもが感情とは無縁でいられない以上、知らず知らずの間に相手に人間関係上の負担を掛けている可能性も否定できないものなのです。自分の行動や対応が、後輩や同僚、あるいは上司などから客観的にどのように見えるか、立ち止まって考えてみましょう。

仕事を円滑に進めるには周囲への気配りは欠かせませんが、同時に如何なる理由があろうとも相手を貶める言動は正当化されません。負の感情に振り回されることなく、職場での健全な対人関係を築くことができるような企業内モラルの徹底が求められています。

【関連リンク】
[平成25年 労働安全衛生調査(実態調査)]厚生労働省 link
[これってパワハラ?なくそう、職場のパワーハラスメント]政府広報オンライン link


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