神戸サッカースタジアムの芝生が猛暑でダウン!?

神戸サッカースタジアムの芝生が猛暑でダウン!?

スポーツを行う上で、地面の状態はプレーを左右するため良い状態を常に保っていることが望まれる。

しかし、神戸のサッカースタジアムでは、芝生が大きく荒れていることで問題となっているようだ。

 

芝生がえぐれピッチがでこぼこに…。

サッカーJリーグのヴィッセル神戸は、本拠のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)の芝生状態が良くないとして、試合会場をユニバー記念競技場(神戸市須磨区)に変更したことがあった。

同スタジアムで8月に行われた神戸-川崎戦で、選手がプレー中に踏ん張ると、ピッチのあちこちで芝生がめくれて、でこぼこになっていた。

 

芝生がえぐれる原因は?

同市公園部管理課によれば、2003年に開閉式屋根を設置してから芝生の生育が進まず問題となっていた。

構造上、開閉式屋根を開けたままでも日当たりがよくなく、風通しも悪いものとなっていた。

翌年に日照りが少なくても育ちやすい寒地型の芝に前面張替えをしたが、高温多湿の夏に弱く、やせ細って根が付きにくい状態となっていた。

これに対し、同市はスタンドの上部に通風窓を設置したほか、10台の送風機を装備した上、アメリカンフットボールでの利用を制限したほか、サッカーとラグビーでの利用を年間約40日に抑えるなど工夫を行ってきたものの、今夏も芝が荒れる問題を解決できなかった。

 

芝の張替えに必要な莫大なコスト。

開閉式の屋根を持つサッカー場は、同じように芝生の問題を抱えているという。

大分銀行ドーム(大分市)もそのひとつだ。夏場には芝生の育ちが悪くなるという。豊田スタジアム(愛知県豊田市)は年に2回、芝生を張り替えているが、1回につき約5千万円のコストがかかっている。

来年度、神戸市も税金をつぎ込んでノエビアスタジアム神戸の芝の張替えを行う予定をしているが、数年で再び劣化する恐れがあると懸念されている。

芝生の状態を保てるような環境を整備しない限り、根本的な改善には至らないだろう。

今後の同スタジアムの行方に注目したい。

 

【「朝日新聞」より一部抜粋。】


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