「健康な食事」が一目でわかる!厚生労働省がマークを決定!

平成26年10月6日、厚生労働省「日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会」は、「健康な食事」を普及するためのマークを決定しました。

健康な食事料理を主食・主菜・副菜の3つに分類した上で色分けし、それぞれを組み合わせることでバランスの取れた食事を取る目安とするというものです。円形を3分割し、主食を「稲穂のイラストに黄色い背景」、主菜を「魚の鱗模様に肉をイメージする赤色」、そして副菜を「緑色で野菜の葉」を表現することで、それぞれが持つ栄養素や素材をイメージできるものとなっています。今後は市販の調理済み料理(コンビニ弁当やレストランの料理、給食など)を対象にマークの運用を行う予定とされています。

日本食が長寿の秘訣!

日本人の平均寿命は世界的にも非常に高い水準にあり、2013年には男性80.21歳、女性86.61歳と、男女共に80歳を超えました。こうした長寿を支える要因の一つに、日本の食事があります。2013年に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは記憶に新しい人も多いと思われますが、その中では「栄養バランスに優れた健康的な食生活」が和食の特長の一つとされています。

「健康な食事」の理解を深めよう

戦後、食の欧米化が起こり、日本人の食生活は大きな変化が起こりました。エネルギー摂取栄養素割合における炭水化物の摂取が減少し、たんぱく質や脂質の割合が増加したのです。これは主食である米の消費が低下した共に、肉やジャンクフードを口にする機会が増えたことを意味しています。厚生労働省や農林水産省は、これまで「日本人の食事摂取基準」や「食事バランスガイド」などの策定や普及によって、食事と栄養バランスに関する施策を展開してきました。今回の「健康な食事」マークの決定によって、消費者がバランスの良い食事を利用できると共に、「健康な食事」に対する理解を広げ深めることが期待されています。

適切な栄養の摂取が健康維持に欠かせないことは周知の事実ではあります。
だからといって栄養摂取だけを求めることは、いかにも味気ないことです。「和食;日本人の伝統的な食文化」には、栄養バランスの他にも「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」「自然の美しさや季節の移ろいの表現」「正月などの年中行事との密接な関わり」が特徴として挙げられています。食材や栄養だけでなく表現や行事食への言及がなされているように、精神的な要素もまた日本の食事の特徴なのです。

美味しく健康に良い食事とは何か?私たちも食事を楽しみながら考えていきたいですね。

【関連リンク】
「第11回日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会 資料」厚生労働省 link
「「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました!」農林水産省 link
「食事バランスガイド」農林水産省 link


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