「獲る漁業」から「育てる漁業」へ。資源回復の取り組み。

「獲る漁業」から「育てる漁業」へ。資源回復の取り組み。
1980年代に漁獲生産量がピークを迎え、そこから漁獲量の減少が続いている。今では、資源回復のためにも「取る漁業」から「育てる漁業」へと変わりつつある。漁獲可能量(TAC)制度等の規制や、養殖技術の進歩など、取り組みの成果がどのようになっているのだろうか。

分類別漁獲量と対策結果

【さば類】

さば類の漁獲量は1970年代がピークとなっており、150万tを超えていた時もあった。現在は回復傾向を示しているが、海域によっては外国漁船によって多獲されており、国際的な共同資源管理が必要となってきそうだ。さば類の上場水揚量上位3漁港は以下の通りだ。

1.銚子(千葉)7万7531t
2. 八戸(青森)3万9785t
3.松浦(長崎)2万9122t

【まあじ】

1990年代をピークに、その後減少。一時期持ち直したが、外国漁船がないにも関わらず減少が続いている。このままだと回復は見込めないといわれている。まあじの上場水揚量上位3漁港は以下の通りだ。

1.境(鳥取)3万4969t
2.松浦(長崎)2万3095t
3.長崎(長崎)1万8426t

【まいわし】

一時期急激に減少していたが、2013年には1999年以来の20万t超えを果たしており、資源も回復傾向であるので漁獲量の増大も見込まれている。まいわしの上場水揚量上位3漁港は以下の通りだ。

1.銚子(千葉)6万2084t
2.境(鳥取)4万132t
3.石巻(宮城)9957t

【さんま】

短い周期で漁獲量の増減を繰り返しているが、2011年から2012年にかけては微増傾向にある。また、岩手、宮城の漁港においても、さんまの漁獲量上位に入ってきており、東日本大震災の影響からの回復傾向が見られた。さんまの上場水揚量上位3漁港は以下の通りだ。

1.根室(北海道)5万9242t
2.釧路(北海道)1万5196t
3.大船渡(岩手)1万4590t

【するめいか】

1960年~70年代にピークだった漁獲は80年代後半から落ち込んだ。その後、不振が響き、2011年~2012年には14万t台と過去30年で最低水準となった。2013年もほぼ横ばいであった。今後の対策が期待される。するめいかの上場水揚量上位3漁港は以下の通りだ。

1.羅臼(北海道)2万4516t
2.八戸(青森)1万4568t
3.宮古(岩手)5628t


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