2014年外国人観光客ランキング!「お・も・て・な・し」の現状は?

昨年の流行語大賞に選ばれた「お・も・て・な・し」

訪日ランキング東京オリンピック誘致の最終プレゼンで用いられたこの言葉は、日本人がお客様を歓迎する精神を表したものと説明されました。この場合の「お客様」とはオリンピックを見に訪れる人々、つまり外国人のことを指しています。
政府は2003年に「ビジット・ジャパン事業」を開始し、観光庁を設置して観光立国・日本を目指して様々なアピールを続けてきました。現在のところ、こうした取り組みは功を奏しているといえ、日本を訪れる外国人数は2013年に過去最高の1000万人を突破しました。そして今年の統計を見ても、順調な推移を見せているといえるでしょう。

それでは、主にどのような国の人々が日本を訪れているのでしょうか。また昨年と比べて今年の外国人観光客の傾向はどのようなものでしょうか。JNTO(日本政府観光局)の統計データから考えてみたいと思います。

【2013年1月~7月 訪日外国人数ランキング】

1位 韓国 1,564,148人
2位 台湾 1,268,179人
3位 中国 676,101人
4位 アメリカ 472,505人
5位 香港 421,449人
6位 タイ 232,005人
7位 オーストラリア 147,993人
8位 イギリス 111,319人
9位 シンガポール 94,552人
10位 フランス 88,966人

【2014年1月~7月 訪日外国人数ランキング】

1位 台湾 1,670,300人
2位 韓国 1,526,600人
3位 中国 1,290,300人
4位 アメリカ 529,200人
5位 香港 512,300人
6位 タイ 373,500人
7位 オーストラリア 175,200人
8位 マレーシア 132,400人
9位 イギリス 123,900人
10位 シンガポール 110,900人

滞在ビザの免除が大きく影響

1月~7月の数値を見ると、台湾からの訪日が40万人近く人数増加していること、中国の伸び率が100%近いことが分かります。また、韓国以外の主要な国は全て訪日人数を増やしていることにも注目すべきでしょう。その他、本年はマレーシアがTOP10入りした他、ランキング外の東南アジア各国も高い伸び率を見せました。

圧倒的訪日人数を見せる台湾・韓国・中国については言わずもがな、地理的に日本に近く、短期滞在であればビザが免除されることなど、非常に日本に訪れやすい環境が整っているといえます。観光のほか、ビジネスや留学など、様々な形で多くの人が双方に交流を行っていることが伺えます。また東南アジア各国についても、2013年7月にタイ、マレーシアを対象に訪日ビザの免除が、2014年6月にはインドネシア、フィリピン、ベトナムを対象にビザの大幅な緩和が行われた影響が大きく出ていると言えます。東南アジアは日本人観光客の訪問人数が増えている地域でもあり、今後もお互いに更なる活発な人的交流が見込まれています。

世界的に見ると、外国人訪日数は27位!?

「ビジット・ジャパン事業」開始以降、リーマンショックの起きた2009年、東日本大震災に見舞われた2011年を除いて、日本を訪れる観光客数は安定して増加を見せていました。特に2014年上半期は、過去最高のペースで訪日人数を増やしています。しかし、世界的に見ると日本を訪れる外国人観光客数は決して多いといません。過去最高の訪日人数を見せた2013年においても、日本の外国人訪問者・旅行者数は全世界27位、アジア8位となっています。世界1位のフランスがおよそ8300万人、アジア1位で中国(香港・マカオを除く)が5500万人というところを考えると、日本の観光客数は些か寂しいものといえるでしょう(とはいえ、主にヨーロッパなどの国境が地続きの地域においては、国境沿いに住む人々は買い物などで気軽に外国を訪れるため、実際の旅行者数は少し数値が下がるといわれています)。

2020年、今後の動向

日本政府は2020年に向けて「2000万人の高み」を目指すとしており、今後も観光庁を中心に様々な観光プロモーションが計画されています。国際化の時代、観光は日本にとっても重要な産業の一つになるでしょう。
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日本に訪れる外国人旅行者と、それを「おもてなし」する私たち日本人の一層の交流が期待されます。

【関連サイト】
[訪日旅行促進事業(ビジット・ジャパン事業)] 国土交通省観光庁 link


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