口紅が紅いのには秘密があった!?

口紅
化粧品は世の中にたくさんある。口紅に関しては赤、もしくは赤系統のものばかりを中心に商品展開がされている。これには深い理由が隠されていた。

紅い口紅を塗るのは本能レベルで行っている!?

イギリスの動物学者、デズモンド・モリス氏は人間の女性が紅い口紅を好んでつけるのにはある現象に関わりがあるのではないかと考えた。それは、人間に最も近い動物である。チンパンジーの発情期間についてだ。

チンパンジーのメスは発情期間に赤く膨らむ、性皮と呼ばれる(人間の女性だと大陰唇に相当する)部分があり、チンパンジーのオスは、この赤く膨らんだ性皮に興奮する。また、膨らんでいる時は妊娠がしやすい。メスは体でそれをオスに伝えているのだ。そこで、人間の場合は2足歩行になったことで生殖器が隠れるため、そういったセックスアピールになる部分を前面に移したと考えた。

実際に赤色と関係があるのだろうか!?

チンパンジーのメスは皮膚の下の血流が増すことで性皮が膨らみ、赤く変わるようになっている。人間の女性の場合も似ていて、排卵期になると僅かであるが唇が膨らみ、赤みが増すようになっている。これは性的に興奮した時も同様な状態が現れる。つまり、人間の女性が口紅を塗るのは排卵期であること、また性的に興奮していることを真似ているとされる。

ここで気になるのは、赤色であることが重要で、妊娠のしやすさやセックスアピールとなるのかという点だ。これについては、ニューヨーク州のロチェスター大学のA・J・エリオット氏らが、次のような実験をした。そこそこ魅力的な女子大学生のモノクロ写真を撮って、写真の周りを赤、白、グレー、緑のいずれかで囲い男子大学生に見せたところ、赤のほうがより魅力的で性的興奮があったそうだ。

やはり本能的な部分で赤い口紅を選んでいると言えるだろう。

【「PRESIDENT 2015・3・2」より一部抜粋】


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