甲乙つけがたい!?焼酎についてのあれこれ!

焼酎
日本のお酒といえば日本酒(清酒)と並んで焼酎が有名でしょう。主に九州地方を中心に醸造されている蒸留酒で、独特の味から好みの分かれるお酒と言われています。

焼酎の歴史

焼酎の発祥は定かではありませんが、一説にはシャム(タイ王国)から琉球を経由して日本に伝わったとされています。

14世紀の記録にタイから琉球に蒸留酒がもたらされたこと、その醸法は中国の蒸留酒のものである事が残されており、これが焼酎の起源であるという説が比較的有力です。日本国内では16世紀には国内で焼酎が作られていました。鹿児島県の神社には焼酎に言及した落書きが残されており、当時を知る貴重な手がかりとなっています。明治の初めまで、国内の焼酎といえば単式蒸留、すなわち蒸留は一度だけ行うという手法が主流でした。しかし明治28年にイギリスから輸入された連続式蒸留機によって、高い純度のアルコールが安価に大量生産できるようになり、焼酎は2種類の製造方法に分かれることとなったのです。

現在、連続蒸留によって造られるものを「焼酎甲類」、単式蒸留によって造られるものを「焼酎乙類」と大きく分類しています。

甲類と乙類の違い

酒税法上、焼酎甲類のアルコール度数は36%未満とされています。蒸留を繰り返す為にアルコール純度が高く、一方で原料本来の味はほぼ失われています。低コストで大量生産が可能なため、焼酎としての販売の他にもチューハイのベースや果実酒作りに用いられるなど、幅広く利用されています。

原材料は糖蜜や大麦、とうもろこしなどが主流ですが、原料自体の味が残らないことなどから、後述の乙類と異なり原材料が大きく宣伝されることはほとんどありません。焼酎乙類は酒税法上、アルコール度数45%以下とされており、基本的に一度きりの蒸留の為、原料本来の風味を味わう事が出来ます。蒸留手法には、蒸留機内の気圧を低下させる「減圧蒸留」と気圧の低下を行わない「常圧蒸留」があり、前者はクリアな味に、後者は癖の強い風味豊かな味になるとされています。原材料が非常に重視されており、米・麦・芋(さつまいも)などのほか、黒蜜やソバなど、多くのバリエーションがありそれぞれにファンが多くいます。甲類と乙類双方の利点を活かす混和焼酎も盛んに生産されており、安価で風味のある焼酎として広く販売されています。

若者のアルコール離れなどと囁かれる様に、国内のアルコール消費量は減少傾向にあります。焼酎も例外ではなく、一時ブームを起したものの定番商品になったとは言いがたい実情があります。とはいえ根強い人気がある事に間違いはなく、再度のブーム到来が期待されています。


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